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藍彩鍑

初唐~盛唐(7世紀後半~8世紀初)
高 5.4 cm 幅 7.1 cm

来歴

Mylon S. Falk(1906~1989年)旧蔵.


出展

「Early Chinese Miniatures」China House Gallery, China Institute in America, ニューヨーク, 1977年, no. 120.




Early Tang–High Tang (Latter half of the 7th century–early 8th century)
H. 5.4 cm W. 7.1 cm

PROVENANCE

Mylon S. Falk (1906–1989) Collection.


EXHIBITED

Early Chinese Miniatures, China House Gallery, China Institute in America, New York, 1977, no. 120.




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HOLD

丸い胴に三足の獣脚がついた愛らしい鍑(三足壺)です。細かい胎土に白化粧を施し、口縁部から胴下部まで透明度の高い藍釉が掛かり、その白と青のコントラストの美しさが際立っています。三彩の中でも藍釉のものは数が少ないこともあり大変人気ですが、その中でも優れた釉色と均整がとれた器形をもつ本作は、是非お手元で愛玩していただきたい一品です。

旧蔵者のMylon S. Falk(1906~1989年)は、新婚旅行でイギリスを訪れたことをきっかけに中国美術の蒐集をはじめ、遂には700点以上の作品を所有し、中国陶磁を窯毎に分類して自宅に展示するなど、学究肌のコレクターです。彼の中国陶磁に向ける熱心さは、中国を訪れた際に陶片を探すことに熱中するあまりに水田に落ちてしまったという微笑ましい逸話からもうかがえます。また、1956年にニューヨークで設立したThe Asia Societyをはじめとしたアジア・中国美術に関する学会や文化教育機関の支援に積極的だったことでも知られています。