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青白磁刻花文碟

景徳鎮窯
南宋(12~13世紀)
高 1.6 cm 径 6.2 cm

来歴

Peter L. Rosenberg(生年不詳~2013年)旧蔵.




Jingdezhen ware
Southern Song dynasty (12th–13th centuries)
H. 1.6 cm Dia. 6.2 cm

PROVENANCE

Peter L. Rosenberg (d. 2013年) Collection.






宋代を中心に景徳鎮で焼かれた青みを帯びた白磁、青白磁の典型的な作品です。中国で(せつ)と呼ばれる陶磁器の小皿は、様々な窯で数多く製作されました。

見込みの伸びやかな花文は、流麗な刻線によって表されています。青白磁は「影青」という呼び名でも知られていますが、これは釉薬の濃淡によって青と白の色調が微妙に変化することによるのでしょう。影青は刻みによって意匠を施す刻花技法と相性がよく、深く刻まれた部分は青みがより強くなり文様に立体感が加わります。その魅力は本作においても十分に看取されるでしょう。